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Leica M9に「視度補正レンズ」を付けたらファインダーから見える景色が変わった

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Leica M9に「視度補正レンズ」を付けたらファインダーから見える景色が変わった

相棒であるLeica M9。どうにも不都合な部分が一つだけありました。

それは私の視力が悪いゆえ起こる不都合、「ピントの山が捉えられない」ということです。

ライカは「二重像合致式」といって、写真を撮る時にファインダー内から見える2つの画像をピントリング(フォーカスリング)を回して合致させる必要があります。2つの画像がピッタリ重なった時に初めてピントが合う仕組みなんです。オートフォカスとかありません。笑

なので、私にみたいに目が悪い人間は眼鏡、もしくはコンタクトレンズが必須。裸眼では、合わせようにも合わせられない。「よし、今日は撮るぞ」って日はコンタクトをしていくので問題ないんですが、普段コンタクトをしていないのでふとした時にサッと撮ることは不可能。眼鏡を付けて撮るのもあまり好きじゃないので結構致命的なんですよね。

というわけで、裸眼でもピントの山がつかめるようになるというM型ライカ専用の「視度補正レンズ」を付けることにしました。

裸眼ならいくら撮ってもコンタクトのように目は乾かないし、眼鏡のような違和感もない。「度数さえ合えば完璧じゃないかな?」と思ったんです。



ライカの視度補正レンズについて

視度補正レンズM

視力に合わせてファインダーの視度を調整するためのレンズです。これにより眼鏡なしでも快適に撮影できるようになります。+0.5、+1、+1.5、+2、+3、-0.5、-1、-1.5、-2、-3の10種類があります。M型カメラのファインダーの視度は平均的な -0.5 dpt.に設定されていますので、例えば視度が +1 dpt.の眼鏡をお使いの場合には、+1.5dpt.の視度補正レンズをお使いください。

- Leica 公式サイト -

M型ライカの視度補正レンズは、0.5 dpt.刻みで販売されており、-3.0 〜 +3.0 まであります。

で、注意事項としましては上に書いてある通り、M型カメラのファインダーは視度が -0.5に設定されているので、そこを踏まえてご自身に合う視度を計算する必要があります。

 

視力データから自分に合う視度を計算する

兎にも角にも正確な視力データが分からないとはじまらないので、眼鏡屋さんにて計測してもらいました。(眼科でもOK)

見方として重要なのは「利き目の球面度数」で、ここの数値が視度補正レンズの数値を選ぶ基準になります。

私の場合で言えば、

-1.25 -(-05) = -0.75

となり、-0.5 か -1 の視度補正レンズを選べばいいというわけです。

 

▼ その他の数値の見方はこちら

<お手元の処方箋・視力データについて>

~眼科発行の処方箋・眼鏡店発行の作成データの見方~ ※遠視・近視・乱視など全ての度は±0.25ステップで記載されています

・『Sphere』または『SPH』または『S』・・・球面度数(近視または遠視の度数)を表し、“-(マイナス)”または“凹”であれば近視、“+(プラス)”または凸”であれば遠視の度数を示しています。

・『Cylinder』または『CYL』または『C』・・・円柱度数(乱視の度数)を表します。乱視矯正を要しない場合は記載が空欄になります。

・『AXIS』または『AX』または『軸』・・・乱視の角度を表し、0°~180°で記載されます。乱視矯正を要しない場合は記載が空欄になります。 ※いずれも度数は“D”・“Diopter”という単位で表されます。

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乱視が凄い方は..

M型ライカの純正視度補正レンズは、乱視には対応しておりません。

私のように少しの乱視なら問題ないですが、結構ひどい乱視の方は「Adjustigma」という、乱視補正にも対応している視度補正レンズをおすすめします。

価格自体は正直高いですが、裸眼で撮れるようになる喜びと比べれ決して高い買い物ではないでしょう。

カメラのメガネ『Adjustigma(アジャスティグマ)』

 

Leica純正の視度補正レンズを手に入れた

というわけで早速手に入れました。ライカ純正「視度補正レンズ」です。

でもなんか箱が古いですよね?実はこれ古いタイプの新品を購入したんです。安かったんで。中身は一緒でしょう。笑

私に合う視度が-0.75だったので、-1.0にするか-0.5にするか迷ったんですが、これからもっと目が悪くなる可能性を含め-1.0にしました。

これが視度補正レンズです。数値の刻印あり。

こちらが表側で、入り口が少しテーパー状になっています。

裏側の取り付け側はネジ山状になっており、簡単に取り付けれるようになっています。

もちろん使わないときは外せます。

 

実際に取り付けてみる

こちらが何もついてない状態のアイピースですね。

ネジ山を合わせくるくるねじ込んでいきます。

特にきついとか緩いとかもなく、ちょうどいい感じ。さすが純正。外れることはまずないでしょう。

厚さは1mmくらいなので見た目は変わりません。

レンズの直径は少しだけ小さくなりますが、撮っていても特に違和感ないですね。

 

視度補正レンズを付けてみてどう変わったか

当たり前かもしれませんが、裸眼でもピントの山がはっきり掴めるようになりました。本当にありがたい。

コンタクト使用時は目の乾きが気になり、コンタクトが乾くと霞むときもあります。メガネに関してはメガネ通しでファインダーを覗く事自体違和感がありました。ピントの山もいまいち掴めてる気がしませんでしたし。

それらの悩みが一気に解決したのは嬉しいとしか言いようがありません。同じように悩んでる方には一刻も早く使ってみることをおすすめしますね。

視度補正レンズ最高。

 

▼ 必ずご自身の目に合ったものを選びましょう

 

さらにピントの山を追求するために「マグニファイヤー」を購入しました

Leica M9にマグニファイヤー
Leica M9にマグニファイヤーを取り付けてピント合わせが楽に【ユーエヌ(UNX-8553)】

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