私がタトゥーを入れたのは20歳の頃。
漠然とした憧れだったタトゥーをハタチの節目に刻みました。
これから書くのは、
「私が最初のタトゥーを入れるまで。そして、その後。」
これからタトゥーを入れたい人は、ぜひ読んでみてくださいね。
tattooを入れるきっかけ
はじめはただの憧れ
正直きっかけは「かっこいい」「憧れ」といった単純な理由。
しかし有名人のタトゥーはやはり遠い存在で「いつか入れたいな」程度の憧れでした。
その憧れがどんどん大きくなり、20歳でタトゥーを入れました。
私が最初のタトゥーを入れた20歳当時は、雑誌[Zipper]でAMOYAMOちゃんが大人気だった時代。
年齢も近く、AMOYAMOのあやもちゃんが身体のいたるところにタトゥーが入ったいたのも、タトゥーを身近に感じられたきっかけです。
タトゥーを入れるのを躊躇した理由
20歳当時、バイト先の古着屋がきっかけで実際にタトゥーの入った人と知り合うことも多くなり、よりタトゥーがリアルに。
名古屋の大須という街でタトゥースタジオも多いエリア。タトゥーの入った販売員も多かった。道ゆく人やお客さんのタトゥーもよく観察していました笑
あぁ、タトゥー入れたいなぁと思っても、漠然としていて踏み出せずにいた自分。
- 偏見がある
- 痛そう、怖い
- 一生残る
タトゥーを入れている人もリスクを考えて躊躇した人も多いのでは。
タトゥーに踏み出せたきっかけ
踏みとどまっていたけれど、タトゥーのある知り合いから、入れた背景を聴いたら一気に気持ちが固まったのを覚えています。
タトゥーに対して漠然としていた頃は、私自身もどこかファッション感覚という気持ちがあったけど、そうではないことを知ったのがきっかけ。
一つ一つのタトゥーに思いが込められていて図柄にも意味がある。
タトゥーに踏み出せなかった潜在的な理由が「意味を持つか」だったのに気づいたから。
私ならコレを入れたい!
やっと、フワッとしてたものが固まった瞬間。
タトゥーに込めた意味
ファーストタトゥーは自分の名前
20歳の私にはまだ強い信念なんてなく、きっと生半可な思いつきの信念を刻んでも後悔するだろう。
そう思い、絶対に一生変わらないもの「名前」にちなんだタトゥーを入れました。
20歳という節目。
名前の由来である「桃の花」と幸運や魔除けの意味もある「黒猫」を。
「桃の花を魔除けの黒猫が守る」
自分を大切にしたいという意味を込めています。
不安もあり、女性の彫り師さんがいいと思っていたので、名古屋・大須にある「BOOBIES TATTOO」というスタジオの彫り師さんを紹介してもらいました。
サイズや要望を丁寧にカウンセリングしてくれ、明るく女性でも入りやすいスタジオです。
2つ目は周りの幸せも願って
オールドスクールの定番でもあるツバメのタトゥー。
幸福・家族への愛・自由という意味があります。これに、優美で伝説の鳥である鳳凰の翼を加えてもらいました。
ファーストタトゥーとリンクしたくて、桃の花を咥えています。
ファーストタトゥーから2年くらい経ち、同県内だけど一人暮らしを始めた頃。
家族の大切さを離れてから実感し、自分の幸せだけでなく周りの幸せを願って入れました。
2年前より成長してますね笑
こちらは、別の知人に女性彫り師さんを紹介してもらい、名古屋・大須の「JACKPOT TATTOO」というスタジオで入れてます。
増やしたくても簡単に増やせない
タトゥーってただのファッションと思われたり、時には嫌悪感も抱かれます。
けれど、最初はファッション感覚で入れようと思っても、いざタトゥーを入れる時は皆ものすごい悩んでいるはず。一生背負うものですからね。
そして、ひとつタトゥーを入れると2つ目3つ目と増やしたくなり、依存しがち。
私も3つ目のタトゥーを入れたいなぁと何度も思ったのですが…結局入れられていません。
入れたいと思っても簡単に入れられないのは、痛いからとか怖いからとかではなく入れるタイミングではないからという理由が大きいもの。
忘れたくないこと、譲れない信念、人生の節目…
やはり直感も大事で、これだと思うものに出会うまで3つ目は待とうと思います。
自分を大切にするための1個目。
周りの幸せも願った2個目。
きっと2つのタトゥーに、大切にしたいことを十分刻みこめられたからかもですね。
タトゥーを入れて、面倒なこと
温泉・バーベキュー場事情
ワンポイントならOKという施設も増えていますが、タトゥーNGの温泉もまだまだ多いですよね。
けれどこれはタトゥーを入れる前から想定できること。文句は言えません。
私はテープで隠れる程度のタトゥーなので温泉OKのタトゥー用テープを利用しています。
タトゥーNGのバーベキュー場では必ず見えない服装。
小さいタトゥーならいっか。という考えは捨ててマナーは守りたいもの。
冷やかしの質問も多い
「なんでタトゥー入れたの?」という質問。
タトゥーが入っている同士なら初対面でもむしろ語り合いたいけど、興味がない人や冷やかしで聞かれることが多く、答えるのが面倒。
ちなみに、毎回担当が違う脱毛サロンでほぼ聞かれます笑
「なんとなくです」
と適当に答えても、
「痛かったですか?」
とさらに掘り下げられる。そりゃ痛いよ。
「私ぜったい入れられないですー!」
うん、なら入れなくていいよ。入れる気ないのに質問され、さらにその後「私タトゥーに偏見ないです」アピールされる時は本当に面倒。
きっと、何も考えずに入れたんでしょと思われてるかもしれないけど、構わない。
自分の大切な人にだけ伝わればそれでいい。
「タトゥーとか入っている人の方がしっかりしてますよね~」
なんて言われたこともあるけど、タトゥーは関係ないんじゃ?と思ったり。
これからタトゥーを入れたい方へ
最初のタトゥーを入れたての頃は(若かったというのもあり)あえてタトゥーの見えるファッションをしていた時期もあります。
けれど、タトゥーが入っている自分に慣れると顕示欲はなくなりました。もともと誰かに見て欲しくて入れたものではないですしね。
今、漠然とタトゥーを入れたいと思う人には「入れちゃいなよ」と簡単には言えません。
タトゥーには偏見もあり、タトゥーが嫌いという人がいるのも事実。面倒なことも多々あります。
意思が固まり、これを入れたい!とピンと来るまで待ってもいいと思います。
一生消せないから。
…消す方法もあるけど、中途半端な気持ちでは刻めないもの。
そして守るべきマナーは守りながらタトゥー文化を楽しみ、大切にしたいですね。
このコラムを書いた人
MEME。アパレルに勤務しながら、ブログ「メメマガ」を執筆中。
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