90年代にHIPHOPにのめり込んだ自分も、次の誕生日で39になってしまう。
思い返せば色々あった。
同い年のカリスマがHIPHOPというイカれた世界への扉を開けてくれた。
15の時初めてのクラブ。騒ぎ倒すイカツイ大人達にビビりまくった。
高校時代はツレがラップを始めてクラブに入り浸った。
イベントも沢山やった。
CDも出した。
ラジオもでた。
女ともやりまくった。
クルマに乗るようになって毎週通った名古屋。
そこで出会う強烈な男たち。
格の差を目の前で見せつけられるうちに、自分に引け目を感じるようになった。
同じ頃、初めて『闇』が襲ってきて、自分というものを一度捨てることになった。
そこから一つずつ一つずつ新しい自分を積み重ねた。
見栄やプライド、偏った価値観は捨てれるだけ捨てた。
それでも残ったのが今の自分。
どれもこれも今となっては楽しい思い出。
でも20年以上経つとどうしても記憶に陰りが見えてきて、きっかけがないと楽しかったことも思い出せなくなってくる。
でも”きっかけ”は案外近くにあって、当時聞いてた音楽だったりする。
RYUZO - Melody Lane
これは、R-ratedというレーベルのボス『RYUZO』の曲。
近いようで遠いものになってしまった昔の思い出ってまさにこんな感じで、聴いていると色んな思い出がフラッシュバックしてくる。
時間があるときでいいからこの曲聴いてみて欲しい。
断言する。『Back in the day』をやらせたら、RYUZOの右に出るものはいない。
Ryuzoはシーンの初期から最前線にいる。
初めて登場したのはこの曲だと思う。間違いなくスーパークラッシック。
DJ KENSAW feat.OWL NITE FOUNDATION'Z 『OWL NITE』(1:45〜)
個人的には昔やっていたMAGUMA MC’sの時の「リアルBドキュメント」や「GROW」なんかもすごく好きだったりするんだけど、どこを探しても見つからない。
興味を持ったら是非アルバムをゲットして聴いて欲しい。
そしてソロのなって出したこの名曲『HATE MY LIFE』
RYUZO - HATE MY LIFE
これを聞いて心揺さぶられないヘッズはいなんじゃないかな。
上手く言えないけど、クソッタレな人生を抱えながらももがいてるヘッズの心境を見事に表現されてるっていうか。
HIPHOP好きな連中って結局こんな奴らばっかりなんだよね。
この曲聞くと、顔も名前も知らない日本中のヘッズ達と心が繋がる感じがする。
ほんとこんな曲ないから。
それにRYUZOは、数少ない日本のHIPHOPシーンの生き証人でもある。
そんな男の口から吐き出されたラップがこれ。
RYUZO - THE STORY
曲中で次々とネームドロップされていくんだけど、これが出来るのは限られたラッパーだけ。
ちなみに、『DNAそのものがHIPHOP』って感じるラッパーが日本には何人かいるって、昔から思ってて。
RYUZOはその内の一人。
他には、”E”quelだったり、チコカリートだったりするんだけど、
HIPHOP純度が高いラッパーっていうのは、沢山いるラッパーの中でもごく僅か。
売れるためにはPOP要素が必要だったりなんやかんやあると思うけど、この人はずっとこのままいくと思うな。
もっとリスペクトされるべきラッパーだと思う。
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RYUZOというHIPHOPシーンの生き証人