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【私とタトゥー】アメリカでタトゥーと暮らして思うこと - In the case of Aimee -

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はじめまして、アメリカ東海岸に住んでいるAimeeです。日本人です。10年ほど前にアメリカに移住して、今は翻訳家としてお仕事をしています。自分で言うのもなんですが、性格はいたって真面目で勉強家。そんな私も、身体に入ったタトゥーと一緒に暮らしています。



仕事への意気込みをこめたファーストタトゥー

私がはじめてタトゥーを入れたのは数年前。その頃翻訳家としてお仕事を始めた時期で、どうしても翻訳家として初めてもらったお給料で初めてのタトゥーを入れたかったんです。結婚もしたし、もうきっとアメリカに一生住むし、そういう意味で後悔することはないだろうということもあって次の日にはカウンセリングに向かっていました。

そして入れた念願のファーストタトゥーが、よくある矢のタトゥー。自分が持っているすべての力を指先に込めてお仕事しようという意味を込めて利き手の右手に彫ってもらいました。よく聞かれるタトゥーの痛みは、「サボテンで皮膚をひたすらこすられているような痛み」。痛みを和らげるコツはズバリ瞑想です。痛み以外のすべてのことに意識を集中させると、あら不思議。痛みがポンっとどこかへ飛んで行ってしまう瞬間が訪れるんです。いやこれ冗談でもなんでもなく、タトゥーアーティストの方に教えてもらった立派なメソッドなんですよ。アメリカでは、身体が痛みに耐えている時間だからこそ向き合える自分との特別な時間ということで、タトゥーセラピーなんて言葉も存在するんです。

 

アメリカでもタトゥーがあって不便なことはある

それからいくつかタトゥーを増やして今に至るのですが、お出かけするときはもちろん、職場でもタトゥーを隠したことはありません。以前クライアントとの打ち合わせがあってさすがにまずいと思い隠して行ったんですが、なんとそのクライアントさん(知らない人はいないIT系の大企業にお勤めです)にタトゥーがびっしり入っていたなんてこともありました。

ただ、アメリカでの生活で不便だと思うことがひとつだけあります。私の夫はアメリカ人なんですが、夫の叔父と叔母が、タトゥーがあまり好きじゃないんですね。タトゥーイコール不良という考えがあるようで。だから、叔父のおうちに行くときはタトゥーが隠れる服を着て、暑くても腕まくりはしないようにしています。ただ、そんな叔父たちの家族にもタトゥー保持者はいるので、見つかったところで「Aimee、お前もか」程度にしか思われないことはわかっているのですが

 

アメリカでのタトゥーって日本でいうピアスのようなものなのかも

日本でも、女性が両耳にひとつずつピアスをつけるくらいなら普通ですよね。お堅い系の職業だったとしても、片耳に小さなピアス23個くらいなら許される職場が多いと思います。アメリカに住んでいて感じるのは、タトゥーってアメリカではそんな感じかなということ。

たとえば、タトゥーが入っている人は銀行や病院の受付でも見かけます。(私の担当医にも、足に大きなタトゥーが入っています。)でも、日本であまり多すぎるピアスが歓迎されないように、アメリカでも、顔や首など目立つ場所にがっつりタトゥーが入っている人は働くところが限られてきちゃうみたいです。それに、日本でピアス穴自体を毛嫌いする人がいるように、私の夫の叔父たちのようにタトゥー一個でも嫌いな人は嫌いです。よく、「アメリカではタトゥーに対する偏見は全くない」という人がいますが、もちろんそれには個人差や地域差などがあるわけで。

 

日本のタトゥーNG文化、「怖いからダメ」ってどうなの?

ただ、日本のタトゥー嫌いはちょっと度を越えているんじゃないかと思います。今や海水浴場やバーベキュー場でもタトゥー禁止の場所があるというじゃないですか。その理由のひとつが「威圧感があって怖いからダメ」だという。私ね、それを聞くたびに思うんです。タトゥーが与える威圧感とは何ぞや。と。タトゥーが入ってなくても安岡力也は怖いし、たとえ背中にびっしりタトゥーが入っていたとしても温水洋一は怖くないじゃないか。

そうそう、それともうひとつ。刺青は禁止でいいからファションタトゥーはオッケーにしてくれないかという議論ですが、個人的にはそれも如何なものかと思うんです。まずファッションタトゥーってなんだという疑問もあるにはありますが、いわゆる刺青と呼ばれる純和風なタトゥーだってファッションで入れている人もいるわけですし、日本ではファッションタトゥーと定義されそうな数字のタトゥーも、それこそ立派な反社会勢力であるギャングメンバーの印である可能性があるわけじゃないですか(13とか211とか)。それがファッションで入れたものなのかどうかなんて、タトゥーを見ただけじゃわからないんです。

 

最後に。タトゥーを拒否する文化もあっていいじゃないか

私は、日本よタトゥーを受け入れろとは思いません。タトゥーを入れることが文化の国があれば、タトゥーを拒否するのが文化の国もあっていいと思うんです。日本では古くからタトゥーは犯罪者や反社会勢力に深く関わりのあるものだから、タトゥーは一切受け入れません、それでいいと思うんです。だから、タトゥーのある諸君、日本に遊びにくるときは注意してね、と。ただ、「怖いからダメ」じゃなくて、拒否する理由、その背後にある歴史をもっと世界に配信してほしい。今のままでは、ただ単にタトゥーが入っている人を差別する国として世界に認識され続けるだけです。それって、とても悲しいことだと思いませんか?

 

このコラムを書いた人

Aimee。アメリカ在住の翻訳家・ライター。インスタグラムやってます。

 

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