私自身目が悪く、「どうにかピント合わせを楽にできないか」と考えまずたどり着いたのは視度補正レンズでした。
目医者に行って診断してもらい、自分の視度に合ったものを選んだところ効果てきめん。ピント合わせがかなり楽に。
Leica M9に「視度補正レンズ」を付けたらファインダーから見える景色が変わった
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とりあえずはこれで問題はなかったんですが、今回、もっと確実に山を捉えれるよう攻めてみようと。
そこで目をつけたのがマグニファイヤーです。
マグニファイヤーとは、ファインダー内の倍率を上げれる外付けレンズで、M9であれば1.25xのものを取り付けるとファインダー倍率が0.68倍から0.85倍にアップします。
当然ファインダー倍率を上げることでの支障もあり、画角によってはブライトフレームが見えなくなってしまうとのこと。
調べたところ、
×1.25・・・35mm(メガネ着用だと厳しい・裸眼ならOK)、50mm以上(メガネ着用でもOK)
×1.4・・・35mm(裸眼でも見えない)、50mm(メガネ着用だと厳しい・裸眼ならOK)、75mm以上(メガネ着用でもOK)
このような感じらしいので、私は1.25xを選びました。
それに加え、M型ライカ用マグニファイヤーはいくつか種類があり、特徴はこんな感じ。
倍率 | デザイン | 大きさ | 価格 | 備考 | |
1.4x ,1.25x | ◎ | ◎ | 40,500円 | Leicaの印字あり | |
ユーエヌ | 1.25x | ○ | ○ | 12,960円 | テーパー型 |
宮崎光学 | 1.35x | ◎ | ◎ | 18,000円 | 視度補正機能内蔵 |
マッチテクニカル | 0.85x,1.25x | ✗ | ✗ | 29,194円 | とにかくでかい |
本当はライカ純正がいいけど「流石に4万は高すぎるでしょw」ということで、ユーエヌ製マグニファイヤーをゲットしました。
宮崎光学のものは視度補正レンズがくるくる回ってしまうという情報を見たのでなしに。(視度補正レンズ持ってるしね)
マッチテクニカルのものはアイカップが大き過ぎて不格好なので却下。
このような判断でユーエヌ製です。
ユーエヌ M型ライカ用 マグニファイヤー レビュー
同梱されていたのは、使わない時にマグニファイヤーをしまっておける革製のケース。ライカ純正にもついてるものですね。
こちらがマグニファイヤー。
テーパー型になっております。ライカ純正との一番の違いはここで、ライカ純正はペットボトルのキャップみたいにストレートなんですよね。
コチラの革ケース、ユーエヌの刻印等ない無印ケース。ライカ純正はLeicaの刻印があります。
ストラップに取り付けておけるように、裏側は留めれるようになっております。
こんな感じ。
早速マグニファイヤーを取り付けてみる
私のM9には視度補正レンズが付いていますが、一旦取り外します。というのも、「アイピース⇒マグニファイヤー⇒視度補正レンズ」の順じゃないと取り付けれないんです。
まずマグニファイヤーを取り付けて、視度補正レンズを
クルクルっと取り付け完成。所要時間10秒。
うーん、まあまあ飛び出してますねえ...。といってもグラつく感じは皆無で、ひっかけてどうにかなってしまうような強度じゃないですが一応気をつけたほうがいいかも。
ちなみにサムレストよりは飛び出してないです。
ブライトフレームの見え方について
倍率が上がったことでブライトフレームの見え方がどうなったか。
まず手持ちの「ズミルックスM f1.4/50mm ASPH」ですが、なんの問題もありません。隅々まで無理なく見えます。
次に「SUMMICRON 35mm F2」の方はと申しますと、ギリギリ。笑 ファインダーの画角がブライトフレームになってる感じに近いですね。
これ、35mmは1.4xじゃ間違いなく見れないし、1.25xでも眼鏡越しじゃちょっと怪しいような気がします。私自身裸眼で撮るんで問題ないですが、眼鏡着用の方はマッチテクニカルの0.85xの方がいいかも。
【結論】個人的にはあり
もともとM9はファインダー倍率0.68倍で、ブライトフレームの外側に少し余裕があるんです。私自身「こんなに余白いらないな〜」と常々思っていたので、0.85倍になって逆にスッキリした感じさえしております。
あと個人的に50mmが好きなんで、35mmをあまり使わないというのもOKラインが出せた要因かも。ファインダーから見えるのが35mmの画角って割り切ってしまえば問題ないですが、なんかちょっと気持ち悪ですからね。慣れだとは思いますが。
あとはこのデザインに嫌気が差さないかどうか。
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