あんまりこういったことは書かないほうがいいかもしれないんだけど、心の整理のために書こうと思う。
少し前にこんな記事を書いた。
現実は冷たい
あれから一ヶ月半。
ますます状況は悪化している。
皮しかない、顔、手。
布団の上からでも分かる腹に溜まった水。
こんな短期間でここまで変わるもんかね。
あのガッチリした父さんはどこいった?
父さんの病状が悪くなっても俺はネットで病気について調べることはしなかった。
そこまで悪いとは思ってなかったのもあるけど、母親の話を聴いてたから。
でも先日息子をつれてお見舞いに行った時、嫌な感じがした。
ひょっとして…と。
子供達が寝てから最近でている症状、ベースになっている病気を元に色々調べた。
ほんとの末期だった。
調べても調べても「残りの時間を〜」「残念ですが…」こんなのしかでてこない。
調べ尽くして一息置いたら涙が溢れてきた。
声を出して泣いてしまった。
死んでほしくない。
もっともっと長生きして欲しい。
今死んだら息子たちの記憶にも残らないぞ。わかってんのかよ。
これから出来ること
前に書いたけど、俺は父さんのことを何にも知らない。
お互いシャイで、反抗期に関係をこじらせたままズルズルきてしまったから。
でも今はこう思う。
- これまでどんなことを考えながら生きてきたんだろう?
- 家族に対してどんな思いがあるんだろう?
- やり残したことはないか?
- 今からでも俺に出来ることはないか?
- 楽しい人生だったか?
- 幸せな人生だったか?
今思えば、どれもこれも出来るなら元気なうちに話しておきたかった。
でもまさか67で死ぬなんて思ってもなかったから。
”いつか”話せればいいと思ってた。
でもここで何もしなかったらそれこそ悔いが残る。
次の休みは一日中父さんの横で過ごそうと思ってる。
あまり話せないだろうけど、一日かけてできるだけ距離をなくしたい。
そうしたい。
これを読んでる親がご存命の方へ
病は突然やって来ます。
そしてあっという間に動けない体にしてしまいます。
そこから「ああしたかった」「こうしたかった」じゃ遅いです。
といっても、今言ったことは私も今まで腐るほど目にしてきました。
それでも行動に移さなかった。
それがこのザマです。
後悔してもしきれません。
- 借金してでも一緒に家族旅行とか行けばよかった。
- 一緒に酒のんで腹割って話せばよかった。
- 二人でどっか行ったりすればよかった。
- もっと思い出を作ればよかった
考えるのはこんなことばかりです。
死ぬ寸前になって、自分がどんだけ愛していたのかを知るっていうのは凄く辛いです。
心当たりある人は、今すぐ行動に移して下さい。
俺みたいにならないために。
余命宣告と希望