
秋頃に中望遠単焦点レンズを探していました。
その際にリストに上がったのが、手持ちのZ6の性能を存分に発揮してくれそうな「Nikon Z 85mm f1.8」で、作例など見てもなかなかエグいレンズだなぁと思ったこともあり即購入。恐らく発売間もない頃だったんじゃないかな?
それからぼちぼち使ってはいたんですが、あまり間を開けるのもよろしくないんでそろそろレビューしてみようと思います。
「Nikon Z 85mm f1.8 S」レビュー

書き始めてみたものの、レンズのレビューって苦手なんですよね。そもそも感性なんか人それぞれだし、あーだこーだ言ったところで受け手次第なとこありますから。はっきり言って口は達者ですが、言葉が達者じゃないんでブログ向いてないんです。笑

というわけで、確実なことだけ言っておくと、
| 型式 | ニコン Zマウント |
|---|---|
| 焦点距離 | 85mm |
| 最大口径比 | 1:1.8 |
| レンズ構成 | 8群12枚(EDレンズ2 枚、ナノクリスタルコートあり) |
| 画角 | 28° 30′(撮像範囲FX) 18° 50′(撮像範囲DX) |
| ピント合わせ | マルチフォーカス方式、IF(インターナルフォーカス)方式 |
| 最短撮影距離 | 撮像面から0.8m |
| 最大撮影倍率 | 約 0.12倍 |
| 絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
| 絞り方式 | 電磁絞りによる自動絞り |
| 最大絞り | f/1.8 |
| 最小絞り | f/16 |
| アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 67mm(P=0.75mm) |
| 寸法 | 約75mm(最大径)× 99mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
| 質量 | 約470g |
| 付属品 | • レンズキャップ67mm LC-67B(スプリング式) • 裏ぶた LF-N1 • バヨネットフード HB-91 • レンズケース CL-C1 |
仕様はこんな感じで、ワンランク上の「S-Line」のレンズです。防塵・防滴。
使ってみて感じたことは、
- 解像がえぐい(開放からシャープ)
- ボケが非常に自然で綺麗
- 玉ボケも綺麗
- ピントリングも非常にスムーズ(機能が割り当て可能)
- AFも問題なし
- 一見サイズが大きいように見えるが、使っていて苦にはならない
- ストリートスナップ、ポートレートに向いている(と思う)
といったところ。
まあ写真を見てもらったほうがはやいでしょう!
作例(撮って出し)

届いてすぐに撮った一枚。ナイロンの質感が手にとるようにわかります。色味も実物のまんまなので、これは使えるな、と。画角いっぱいなのは事務所が狭いせいです。
最近、近代レンズの単焦点をしばらく使ってなかったこともあり、「開放でここまでキレるか〜」って感じでしたね。

紅葉の葉一枚一枚の先端まではっきりと写ってます。ちなみにカメラはZ6なんで、現在のトップクラスの解像度は持ち合わせてないにもかかわらずこれですよ。







こちらは夜道で開放で撮った一枚。玉ボケは開放だと楕円ですが、少し絞るとキレイな円になります。
作例(プリセット)

プリセット(ソンバー)で撮ってみたところ結構いい感じでした。普段は全然使わないんですが、こんなのがでてくるならありだなあと。

こちらの色味はあまり好きではないですが、枯れ葉の質感なんかはいいと思います。もう少し絞ったほうが良かった気がしますが。(これもソンバーだったような)

こちらは確かビビット。
作例(レタッチ)

紅葉シーズンの香嵐渓名物の猿回し。どっちが見下してんでしょうね?

せっかくキレた絵で撮ってもつぶしたくなるから意味がない。笑


凄くいい表情してるんですけどね...



夕暮れ描写、文句なし。
「Nikon Z 85mm f1.8」はいいレンズ

こちらが個人的ベストショット。
しばらく使ってみて感じたことは、この描写でこのサイズなら全然ストリートスナップ向けだし、ポートレートにももってこいな気がします(狭い室内は厳しいですが)。
特に人を撮る時そこまで寄る必要がないので85mmの距離感さえ把握してしまえば50mmよりいいかも?ぐらい思っていますね。早く海外で試したい。
というわけで買って後悔はしないレンズだと思いますよ。
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