家族

もう近くに感じなくなってきた

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父さんが逝って21日が過ぎた

七日ごとに和尚さん呼んでお経をあげるんだけど、今日はその3回目。三七日忌の法要だった。

今までは遺影をみる度に「生きてるんじゃないか?」という気持ちがどこからもなく湧いてきて寂しい気持ちになっていた。

今日和尚さんが帰った後、祭壇の前に座りしばらく遺影を眺めていた。

すると違和感があった

今まではなんとなく近くにいる気がしてた。

見えたわけじゃないけどそんな気がしてた。

 

でも今日は違った。

なんとなく、もう近くにいない気がした。

 

それを確かめるために何度も無心を試みたけど、試みる度に近くにいない気がどんどん大きくなっていった。

もう悲しみを忘れかけてるって取り方もあると思うけど、なんか違う。

相変わらず父さんに会いたい気持ちは消えていない。

そんな気持ちを持ってるのに、近くに感じない。

「こいつ何言ってんだ?」って思われるかもしれないけど、そう感じるんだからしょうがない。

 

こんなことも考えた。

血っていうのはとんでもない強い繋がりなんだと。

親友、恋人、そんなものは ”ままごと” と思えるくらいに。

俺も親友はいるからそんな風に思いたくないけど…

 

というか、生き別れた人はどうなんだろう?

一緒に過ごしてなくても血を感じるんだろうか?

 


 

 

残された家族は、集まる度に絆を強くしている。

こうなれたのは父さんのおかげだけど、ここに父さんはもういない。

皮肉だよね。

それに、今日父さんを近くに感じなくなったのは天国に旅立っていったからだと信じたい。

俺が現実を受け止め始めたからとは、あんまり思いたくない。

 

自分の強さが嫌になった日だった。

 

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